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涸沢カールはもしかしたら日本で最も有名な氷河地形かもしれない。
そこに広がる氷原を想像して、涙を流すひとは少ないにしても・・・

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手元の教科書をめくると、1~3万年前まで氷河に覆われていたらしい。
そう思って圏谷の周りにせり立つ岩壁を見上げると、鼻息が荒くなって震えてくるのを感じる。

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そこが今は紅葉のメッカとなっているなんて
地球って素晴らしい、、、というよりは、私がこの星の屑で出来ている生物だからそう感じるのだろうか。

いかん、あまりの感動に、文章が倒錯してきた(笑)

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びっくりしたのは涸沢ヒュッテの居酒屋っぷり。
カールの底にある山小屋なのだけれど、その屋根の上(?)が桟敷になっていて、中央の売店ではおでんを売っている。
ここで100人を下らぬ人々が、1本¥500の缶ビールでおでんやつまみをつついているのだ。
件の圏谷と紅葉を見上げながら。
まるで山岳地帯に突如現れた屋台舟のようだ。


ここは天上界と下界のはざ間だったのか。
なんだか奇妙なとりあわせが面白い。


自分はテン場の端で魚肉ソーセージと余市のウィスキーで祝杯をあげる。
夕闇に溶けるカールには山小屋の食事の順番を告げる放送がこだましていた。

◆5日目
横尾谷は過去に何度か歩いているので、今回は前穂の北尾根を捲くパノラマコースをたどることにした。
大天井ヒュッテで一緒だったopandaさんも、通好みのいいルート、と言っていたし。

まだ陽の当たらぬカールを背に歩き出すと、鎖場が出現。下山路にしては面白みがある。

コルに出ると、一気に視界が開ける。
谷底には梓川、右手奥に富士山と南アルプスの遠景が、左手には槍、穂高などが見渡せる。その名の通り、大パノラマのいい道だ。
ザックをデポして屏風の耳に上がると、どど~んと絶景が待っていた。
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このブログじゃ全景写真が収まらないのが残念だけれど、ここまで歩いてきた表銀座、槍、大キレット、北穂、涸沢の全てが目前に広がる。
ちょうどガスの切れ間から陽光が射し、山々を照らしだした。
山は決してそんなこと言ってないはずだけど、まぁ、よく歩いたよ。と受け止めることにしといた。

あとはひたすら下るのみ。
道ゆく人は、川原の岩道を嫌がっていたが、沢屋な私にとっての核心は、徳沢からの林道歩きだった。
冗長この上ない。国内一級の観光地にそんなケチつけたら非国民だね
いや、目的が違えば素晴らしい場所なんだけど、、、
あ、一つだけ良かった?のは生の山ガールをいっぱい見られたこと(爆)
なんせ普段の生息域には分布していないもので・・・噂どおり、上高地~横尾は彼女たちの聖地のようでした。

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やっと着いたよ、河童橋。と、そこからの眺め。ハイ、お約束ですね。
Zermattで言うならば、ゴルナーグラードからのマッターホルンくらいに多くの人がシャッターを押す場所だろう。
私も幼少の頃から数えて何回来ていることか・・・

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この日の夜、実家で見つけた十数年前の同じ場所からの写真(笑)

それにしても北アは交通の便が良い。
あれよあれよという間に、バスが来て、電車に乗り継いで、気づけば温泉に入る間もなく実家の玄関を開けていたのでした。チャンチャン♪
2010.10.16 / Top↑
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