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◆4日目は素晴らしい雲海で始まる。
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松本側から上がってくる雲海が、常念岳のこちら側まで広がるのは珍しいことらしい。
快晴を予想させる朝日がまぶしい。けれど、頭の中は、この日通過する大キレットのことでいっぱい。
高山の夜明けを堪能したいのに、気分は落ち着かない。

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大キレット=南岳と北穂高岳の間の細い稜線。↑ちょうど写真の中央に見えてます。
まぁ、そんなに難しくはないとは思うけど、慎重に慎重に。。。気合を入れて
テーマソングはいつも「母を訪ねて三千里」♪さあ、出発だ、今、日が昇る~♪なのだ(笑)


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手足を駆使して進むルートは飽きなくていい。
まあ、ペンキマークがあるからルーファイの楽しみはないけれど、ちょっと微妙なところは足場や鎖が設置してあるので安心して歩けるしね。
北穂直下の「飛騨泣き」と命名されてる急登。確かにしんどい。なんせ道内には3000mのお山はないし、欧州の山村に暮らしたのもとうの昔。高度のせいで息が上がるのか?この夏のトレーニング不足のせいか?
立ち止まっては息を整え、写真撮り。ほぉ~ら、昨日までの悪天が嘘のよう
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北穂小屋に到着~!
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槍ヶ岳と北穂珈琲と、はるばる背負ってきた月寒あんぱんで記念撮影
こんな絶景の中にせり出したテラスなんて、スイスやイタリアの山岳地域に引けを取らない、やるな、日本アルプス。

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宿泊地も帰京列車も特に縛りのない気まま旅、いくつかの条件から下山ルートを選択。
奥穂まで岩場を歩いて、涸沢へ下りることにする。
「全てを背負って歩く」ことの醍醐味はこれだよな~、なんて、北アルプスは営業小屋が充実してるので、軽荷だって同じだけども。。。私にとって山も旅も、「で、どこ行く?=dove andiamo?」が原点なんだな。手元にあるのは地図とコンパスと好奇心。なんて言ったら格好つけすぎだけどw

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今回最後のピーク、涸沢岳から奥穂小屋を見下ろす。
ココまで来て穂高に登らないのはどうかと思うけど、西穂からのジャンダルム越えの時までとっておくことにした。稜線バイバイ。
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2010.10.15 / Top↑
シーズン端境期で少し時間が取れそうだったので、思い切って北アルプスをどど~んと縦走してきた。
◆1日目
入山は秘湯(?)中房温泉から。
いいお湯だそうで次回はぜひ泊まりたい。けど、今回は単独&貧乏モードなのでそんな贅沢は

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燕岳のあたりは花崗岩質で、長年歩かれた登山道はこんなに掘れている。
いや、昔はこれが登山道として普通なんだと思っていたけれど、北海道へ移住して、人通りが少なく藪で覆われたルートを歩いてカルチャーショックを覚えたわけでした。

紅葉はまずまず。合戦小屋より上はガスで何も見えず、写真もナシ。
燕山荘のテン場に着くと、ますますガスが濃い。
燕岳を登頂するのも面倒になって・・・
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テントでまったりモードを決め込む。
と、予報より早くから雨音。
天気待ちのテントの中で好きな本を読む、ってシチュエーションに憧れがあったけど(←結構おばか)軽量化のためテントマットは割愛していたので、結露と雨水で決して快適ではない。

◆2日目
暗いうちからヘッデンで歩き出すものの、雨と風でどよ~んとしてくる。
今日のコースは通称「表銀座」なのだから、晴れていればとてもいい風情なんだろうけどな。
8時、最初の小屋である大天井ヒュッテで雨宿りがてら休憩をしていると。。。
「こんな雨の日歩いたって、なんも面白くないっしょ」と丸い目に愛嬌のあるご主人の一言。

本当は槍ヶ岳山荘でちゃわさん達と合流予定だったんだけど・・・
この天気じゃ明日のキレットも怪しいなぁ・・・
幸い、分厚い文庫もまだ半分以上残っているし・・・
なんて逡巡した後、沈没を決定した。

午後になって泊り客が徐々に増えてくる。
とはいえ、メインルートではないので20人くらいか。
談話室に顔を出した人たちと、いつの間にか居酒屋の常連のように酒を酌み交わして山の話で盛り上がる。
予定外だったけど、この日のこの小屋は泊まってよかった
http://pub.ne.jp/MX2225749/?entry_id=3235315
こちらはそのお一人OPANDAさんのブログ↑えぇ、翌朝の写真にちゃっかり写ってます

◆3日目
予報では夕方までってことだったけど、
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思ったよりはよいんじゃない?
前を歩いてるのは小屋で一緒だった静岡の青年。

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でもね、天気悪いとこの子が出てくるのよね。冬毛に変わりつつあるのかな?胸まで白いよ。真夏よりかわいいなぁ。

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西岳を過ぎる頃から徐々にガスが切れてくる。
おぉ~!紅葉と白樺の幹が綺麗なんじゃない?

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ホッシー(ホシガラス)も元気そうで何よりです。

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槍ヶ岳が全貌を顕してきましたよ。右側が噂の北鎌尾根なんだろうね。いつか行ってみたいな。

自分の歩く東鎌尾根なんてまるでノーマークだったけど、ちょっと鎖場があったりして。
昨日の雨と風じゃビビッてたかもなぁ。。。
槍ヶ岳も実は初登頂。
で、この日は南岳まで頑張って、明日のキレットに備えたのでした。
2010.10.15 / Top↑