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今年はトチの実のなり年らしい。
ヤマブドウは2007年がなり年だったっけな。

トチの実

札幌から程近い、大きな湖の湖畔林で子ども達と一緒に「森の宝探し」をしてきた。
ツリバナ  虹色どんぐり
ツリバナの実、集めてるのかな? 小さなお手手で拾ってきた‘みてみて、これ、にじいろドングリ’本当だね、緑と黄色と茶色と、他にもいろんな色が混ざってる。
「子どもの遊び場」が研究テーマだった私にとっては、現代の子ども達の遊び方は気になるところ。
当時はデータにあたっただけで、FWまではできなかったのだけれど。
校長先生に伺ってみると、やはり今の子もTVゲームですよ、と。予想通りだけれど、ちょっと寂しい答え。
でもだから、こうやって森の中で遊ばせてくれるのはとっても喜んでますよ。とも。
う~ん、有難いけど微妙な気持ちになってしまうね。
私の時代も充分、ファミコンブームだったけど、日がな一日中、木登りして自転車漕いで、ドングリ戦争していた我が地元が特異だったのかしらん?

木の上トチの実
あ、ほらほら、上見て!トチの実がなってるよ。木の上ではあんなふうにできてるんだね~
湖と道路の間の僅かなグリーンベルト。でも確かに子ども何人かで囲まないと手の届かない太さのトチノキやカエデ、ミズナラが生えている。
森の博士に聞けば、多分樹齢200年はいってるんじゃない?とのこと。
そうか、じゃ、年代的にはこの森は幕末も見てきているんだ。この辺りには四国からの入植者が多いと聞いているけど、どんな歴史を見てきているんだろうな。もしかして五稜郭の脱走兵がこの近くを通るなんてこともあったのかな・・・?なんてことはさすがに言えないけれど高学年の子は「江戸時代から生えてるんだねー」には共感してくれたかな。

これはなんだ? いろんな実

どれどれ、どんなもの拾ってきたの? 色とりどりの実がいっぱい。
この学校では年に2回、この特別授業を繰り返してきているせいか、子ども達もずいぶん木の種類に詳しい。
(たまにしかやらない私のほうが、あ、そんなのもあったね~、と感心する始末・笑)

この日は拾ってきたトチの実でポット苗作りをした。

そもそも何のための苗作りかというと、この近くの火山の活動により、甚だしくダメージを受けた森林帯に植えるためのもの。そこに植えるなら、本来、自然の流れでも生えるであろう、周辺の樹木の種子を植えるべきじゃないの?遺伝子的にも。。。っていう考えのもと、続けられている事業であり、授業なのだ。

私は従来の林業も詳しく知らないけれど、施業のための植樹だと、どうしても効率やコストを考えれば「その土地で採れた種子から苗を育てる」「種類のそろっていない苗を植樹する」なんてことはあり得ないことらしい。
ま、木材を育てるための森作りとは目的も違うのだけれど。

そんなわけで、子ども達のもみじの様な手を借りて、この湖周辺の種子たちは、数年後、泥流跡地に植樹されることになるのです。

2007年植樹   4年後
左;2007年に初めて植樹したエリア  右;今はこんな感じ・・・草本の成長が早くて見えにくいけれど、人の右に生えているのがパイオニアプラントでもあるドロノキの幼樹。

正直、このPJに関わるまで、森作りってもっと気の長い話だと思っていたのだけど、意外にも人間の寿命スパンからそうかけ離れていなくて、成長が目に見えるものなんだ、ってことを実感しつつある。○年目。
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2010.10.06 / Top↑