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今年は小川洋子の本を結構読んだ気がする。
その中でもこれは一番好きかな~

主人公である中学1年生の「朋子」が家庭の事情で、親戚の家に預けられた1年間の話。
舞台はまるでおとぎ話のような、芦屋の山の上に建つ洋館建の屋敷。

喘息持ちで栗毛色の髪のか細い従妹がミーナ。
彼女のペット(?)はなんとカバ。その背中に乗って通学している。
ドイツ人のおばあちゃんと、その血をひいてダンディな伯父さんは社長もしている。
でも家にはたま~にしか帰ってこなくて、伯母さんはお酒と煙草と誤植探しに没頭していて・・・

あ~、ダメだわ。
私が書くと、陳腐な三文小説の紹介みたい(汗&笑)

小川洋子の小説の官能的な表現も、登場人物が小中学生ということでだいぶ緩和されている。
なによりも現実にはあり得ないような舞台の中に、ぐんぐんと引き込まれ、かといって自分が「朋子」になりきるわけでもなく、心地よい距離感を持って読めるところが好きです。

なんとなく梨木香歩の「西の魔女・・」を髣髴とさせる設定ですが、味わいはまた違った優しさに満ちていました

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2009.12.11 / Top↑